ダイソー(100均)で腕時計のベルト(バンド)を調整する工具があったので購入してみました。100均ですが、価格は200円です。それでも安い!
通販で購入した時計はどうしても自分でベルト調整が必要になるんですよね。
ダイソー(100均)で工具を買ってきて、自分でやった方が安い。ということで実際に腕時計のバンド(ベルト)調整にチャレンジしてみました。
●YouTube動画はこちら
ダイソー(100均) 腕時計ベルト・バンド調整工具セット200円
それでは、今回購入した「ダイソー 時計バンド調整用工具セット」の中身を紹介します
●工具セット内容
ハンマー 長さ11cm
ピン抜き棒 2本(直径0.8mm 1本、直径0.9mm 1本)
バンド固定台 バンドの形や太さに合わせて固定できます
こちらが「ダイソー時計バンド調整工具セット」のすべてになります。
ハンマー、バンド固定台、抜きピン2本。
ピン抜き棒は2本入っていますが、素人目ではどちらが0.8mm、0.9mmなのか見分けが付きません。2本を比べてみましたがじっくり見て、ようやく判別できました。
ちなみにピン抜き棒の下にラインが入っている方が「0.9mm」になります。
これが、ピンを叩くときのハンマーです。バンドにピンを入れて叩くときは「白側」の樹脂部分で叩きます。
金属側で叩くとベルトに傷がつく可能性があるので、特に高級腕時計のバンド調整する方は注意して下さい。わっしの時計は安物なのでどちらで叩いてもいいかな…(T_T)
最後に、バンド(ベルト)固定台。バンドの幅に合わせてセットできます。
また、バンドを置くときはピンが抜けるように9個の丸穴や長方形の下が空洞になったところにピンの部分を置きます。
商品仕様
セール価格200円(税込220円)
カテゴリー:電気
商品番号:4549892381577原産国(地域):中国
材質:スチール(クロムメッキ) ポリプロピレン ポリアセタール
商品サイズ:4cm×1cm×11cm
内容量:1個入
種類(色、柄、デザイン):アソートなし
スチール(クロムメッキ) ポリプロピレン ポリアセタール
ダイソー公式サイトより
1.割りピン バンド調整のやり方
ピンの抜き方(コマを外す)
1.はじめにどのくらいベルトを縮めるか確認します。
ベルトの1パーツを1コマと言います。今回この時計のベルトは2コマ外すことにします。
2.ベルトのコマを外す場所を確認する。
時計本体を平行にして中留が平行になるようにコマを外す場所を確認します。この時計だと右側が長いので、右側ベルトから2コマ外すと中留が並行になりますね♪なので右側ベルトを2コマ外すことにします。
3.ベルト固定台にセットする
ベルトの幅に合わせてベルト固定台にセットします。ベルト固定台の斜めの位置がよかったのでここにしました。また、ベルトに矢印がある場合は、矢印が下に向くようにセットします。矢印はピンが抜ける方向になります。
注意点として、ピンが下に抜けるようにベルトのピン位置をベルト固定台の下に穴がある位置に合わせましょう。
4.ピン抜き棒を差し込む
ピン穴にピン抜き棒を入れたら、ピンに指を添えて固定すると安定します。
5.ハンマーで叩きピンを抜く
ハンマーの金属側でピン抜き棒を叩いてピンを抜きます。ハンマーで叩くときは少しずつ叩いてピンを抜きましょう。※ちなみに私が使っている時計のベルトは新しいためかピン抜き棒で手で強く押し込んだだけで抜けてくれました。
※ハンマーで叩いてもピンが動かないときはピンがオレンジの樹脂に当たっている可能性があります。ピンの位置がオレンジのベルト固定台の穴の位置にあるか確認しましょう。
外したベルトのコマとピンです。ピンはベルトを接続するときに再び使うのでなくさないようにしましょう♪
ピンの入れ方(ベルトをつなぐ)
1.ピンを差し込む
ベルトのコマを接続して割りピンを手で入れられるところまで入れます。ベルトに矢印がある場合は、矢印の逆方向からピンを入れます。また、割りピンは細い方から入れましょう。※割りピンの太い方から入れてしまうと途中で止まったりはずれなくなるので注意いしてください。割りピンには、細い方と太い方があるので入れるときは注意しましょう。
2.ベルト固定台でピンを押し込む
ピンを手で入れられるところまで差し込んだら、ベルト固定台を使ってピンの頭をグッと押し込みます。
3.ハンマーの白側で叩く
割りピンがしっかり入っていないときは、ハンマーの白側で割りピンを叩いてしっかり差し込みます。※ハンマーの金属側で叩くとベルトに傷がついてしまう可能性があるので注意してくださいね。
4.ピン抜き棒を割りピンにあてて押し込む
ピン抜き棒をピンにあてて割りピンを少し押し込みます。ピン先に指先をあてて固定するとピン先が安定します。こんな感じに少し奥に入っていればOKです。
以上、割りピンでのベルト調整でした。
2.板バネ式 バンド調整
バンドの板バネを外す前に、矢印部分のバネ棒を外し、作業しやすいようにバンドをまっすぐにします。
穴に入るピン抜き棒を選び、ピン抜き棒を穴に入れます。ピン抜き棒を押すとバネ棒のバネが下がります。
ピン抜き棒でバネ棒を押した状態でバンドを左右のどちらかにスライドさせ、穴からバネ棒をずらした状態にします。まだバンドを外してはいけません。
※外すときの注意。バネ棒の上部を指で覆いスライドさせましょう。
バネ棒が飛び出し顔に飛んできて危険です。また、バネ棒が周りの物のスキマに入り込んでなくしてしまいますよ。
こんな感じになります。バンドがまっすぐになって作業がやりやすくなりました。
それでは、ここから板バネを抜く作業に入ります。
板バネを抜く方向を確認します。このバンドのように矢印表示がある場合は、矢印方向に板バネを抜きます。
本来、ピン抜き棒はこのような使い方をしないと思いますが、矢印部分にちょうどピン抜き棒が入ったのでピン抜き棒を使って板バネを外してみます。
まずは、ピン抜き棒の先端を矢印のスキマに入れます。
ピン抜き棒を矢印方向(板バネが出る方向と逆)にテコの原理を利用して傾けます。
板バネが少し出てきました。これを何度か繰り返すと板バネが取り出せます。
板バネが少し出てきて取り出せないときは、ペンチを使うと取り出せますよ。
上記の方法で、ピン抜き棒が曲がりそうで不安、または、ピン抜き棒を使いたくない方は、先の尖ったドライバーも利用できます。
板バネを外してバラした状態です。
板バネを2個外して、真ん中の1コマを外しベルトを短くします。
※コマとは:ベルトのコマとはベルトを構成している1つ1つの金属部品のことです。写真右から2つがベルトのコマになります。
これをつなげて板バネを入れます。
板バネをいれてみました。この状態にしてハンマーで叩いてもいいのですが、別の方法がラクそうなのでそちらで板バネをはめてみます。
板バネがまっすぐに入っているのを確認し、ベルト固定台を利用して板バネを押し込みます。
グッと力を入れて押し込むと板バネが入りました。
このように板バネが入りました。
念のためバンド固定台に置いて、ハンマーで軽く叩きます。
※注意 ハンマーで叩くときは、必ずハンマーの白側で叩きましょう。ハンマーの金属側で叩くとバンドを傷つける可能性があります。特に高級腕時計のバンド調整する方は、注意して下さい。
バンドをつなげて元の状態に戻します。下の写真はバネ棒が入っている状態です。
下の穴にバネ棒を入れます。
①マイナスドライバーを使ってバネ棒を押し下げる。②そのままバンドを右側にスライドさせます。
この作業は少し大変ですが、何回かやっていると入ります。
板バネ式のバンド(ベルト)調整完了!なんとかバンド幅の調整がおわりました♪
3.バネ棒(バックル部分) バンド調整
バネ棒が入っているバックルでバンドの長さを調整します。写真のようにバックルに穴が空いています。ベルトを左にずらすと短くできます。
実際にやってみます。
ピン抜き棒を穴に入れてバネを押します。
※バネ棒を外すときは、矢印のベルト(バンド)側を外します。左のプレート側を外し、位置調整するとバックルがはまらなくなるので注意。
バネ棒を少し右にずらします。まだ外してはいけません。バネ棒の先端部分が穴から抜けている状態です。
バネ棒の上を指で覆います。指で抑えた状態でバンドを外します。
※外すときの注意。バネ棒の上部を指で覆いスライドさせましょう。
バネ棒が飛び出し顔に飛んできて危険です。また、バネ棒が周りの物のスキマに入り込んでなくしてしまいますよ。
こんな感じでバンドが外れました
バンド取り付け
ここからバンドを取り付けます。バンド位置は、最初の場所から穴3つ左に詰めてみます。
バネ棒を下の穴に入れます。
バネ棒の上をマイナスドライバーで抑え、バネ部分を下げます。
マイナスドライバーでバネ棒を抑えた状態で、バックル側にスライドさせ穴に入れます。
穴に入れるとき、少し手こずりますが何回かやっていると入ります。このときもバネ棒が飛び出さないように注意して作業して下さい。
使用方法
以下は、工具セットに書いているベルト調整の流れです。
1.ベルトのピンを抜く方向を確認します。ピンが固定台の下に抜けるように置きます。
2.ピンのサイズに合ったピン抜き棒をバンドのピン穴にさします。
3.ピン抜き棒をまっすぐに入れて、ハンマー白色側をピンにむけて軽く叩く
4.出てきたピンをペンチなどて抜き取ります。
5.バンドのコマを外して、調整した後バンドを合わせピン穴にピンを入れます。
6.バンドを固定台にセットして、ピンがまっすぐになっているのを確認して、ハンマー白色側で軽く叩きバンドをつなげます。
上記は、バンド(ベルト)調整工具セットの袋に書いている使用方法になります。
では、実際にベルト調整してみましたので参考にしてみて下さいね。
売り場
私が行ったダイソーでは、腕時計売り場にありました。
腕統計が売られている隣にありすぐに見つけられました。
店内を探してどうしても見つからないときは、店員さんに聞いたほうが早いですよ…。
ちなみに、今回バンド(ベルト)調整したカシオのアナログ腕時計は、アマゾンで購入しました。
通販で購入するとどうしても、ベルト調整が必要になるんですよね…
時計屋さんやホームセンターにもっていって調整するのはお金もかかり、面倒だな~という方には、ピッタリの工具だと思います。しかも200円。
実際に使ってみましたが、コマ外しがラクでした。バンド調整を自分でやりたい方は使ってみてはいかがでしょうか♪